20世紀日本人名事典 「佐藤 勝」の解説
佐藤 勝
サトウ マサル
昭和・平成期の作曲家
- 生年
- 昭和3(1928)年5月29日
- 没年
- 平成11(1999)年12月5日
- 出生地
- 北海道留萌市
- 別名
- 筆名=さとう まさる
- 学歴〔年〕
- 国立音楽学校〔昭和26年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 北海道新聞社映画コンクール音楽賞,京都市民映画祭音楽賞,日本童謡賞,毎日映画コンクール音楽賞(昭35年度・43年度・52年度・54年度・平5年度),ブルーリボン賞音楽賞〔昭和36年〕,日本アカデミー賞音楽賞〔昭和55年・56年・59年・平成13年〕,日本作曲大賞(G.クレフ賞)〔昭和56年〕,牧野省三賞(第35回)〔平成5年〕,芸術選奨文部大臣賞(第44回 平5年度)「わが愛の譜 滝廉太郎物語」,紫綬褒章〔平成6年〕,勲四等旭日小綬章〔平成11年〕
- 経歴
- 昭和26年早坂文雄に師事。27年「三太と千代ノ山」の映画音楽でデビュー。「ゴジラの逆襲」「六人の暗殺者」の後、32年「蜘蛛の巣城」以降、「どん底」「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」「赤ひげ」など黒沢明監督作品の殆どを手がけた。34年「私は貝になりたい」、42年「若者たち」、52年「幸福の黄色いハンカチ」、63年「敦煌」などの映画音楽に携わり、平成5年沢井信一郎監督「わが愛の譜 滝廉太郎物語」で音楽担当作品300本を突破。11年黒沢監督の遺稿脚本を映画化した「雨あがる」が遺作となった。その他代表作に岡本喜八監督「独立愚連隊西へ」「肉弾」、森谷司郎監督「首」、田坂具隆監督「陽のあたる坂道」「五番町夕霧楼」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報