何か・安か・焉か(読み)いずくんか

精選版 日本国語大辞典 「何か・安か・焉か」の意味・読み・例文・類語

いずくん‐か いづくん‥【何か・安か・焉か】

〘副〙 (「いずく(何処)にか」の変化した語)
① どこに…か。どの場所に…か。
※文鏡秘府論保延四年点(1138)「室に入りて問ふ、何(イツクンカ)(ゆ)くと」
② (①の陳述副詞化したもの) どうしてか。何としてか。
※文鏡秘府論保延四年点(1138)「賢に非ずは、安(イツクンカ)任す可し」

いずく‐に‐か いづく‥【何か・安か・焉か】

万葉(8C後)二・五八「何所爾加(いづくニカ)船泊てすらむ安礼の崎漕ぎ廻(た)み行きし棚無し小舟

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android