余殃(読み)ヨオウ

デジタル大辞泉 「余殃」の意味・読み・例文・類語

よ‐おう〔‐アウ〕【余×殃】

先祖の行った悪事報いが、災いとなってその子孫に残ること。⇔余慶よけい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「余殃」の意味・読み・例文・類語

よ‐おう‥アウ【余殃】

  1. 〘 名詞 〙 悪事のむくいとして起こる災禍。先祖の行なった悪事のむくい。余慶に対していう。
    1. [初出の実例]「攘余殃於未萌、期弊俗於有截」(出典:本朝文粋(1060頃)二・改元詔〈慶滋保胤〉)
    2. 「積善の家に余慶あり、積悪の門に余殃とどまるとこそ承はれ」(出典:平家物語(13C前)二)
    3. [その他の文献]〔易経‐坤卦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android