余韻嫋嫋(読み)よいんじょうじょう

精選版 日本国語大辞典 「余韻嫋嫋」の意味・読み・例文・類語

よいん‐じょうじょう ヨヰンデウデウ【余韻嫋嫋・余音イン嫋嫋】

〘形動タリ〙 余韻が長く響いて絶えないさま。
思想の説(1884)〈馬場辰猪〉第一「其感動の勢力は幾分か微弱なりと雖ども余韻嫋々として絶えざるを覚ゆ」 〔蘇軾‐前赤壁賦

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四字熟語を知る辞典 「余韻嫋嫋」の解説

余韻嫋嫋

快い、または懐かしい音のなごりが長く響いて、いつまでも絶えない様子。心に残る出来事印象や、詩文などのもたらす余情にもたとえていう。

[活用] ―たる・―として。

[使用例] ぷつりと、甲高い音のままとぎれてしまう。余韻嫋々というのではない。唐突に吹き止んでしまう[荒正人二つの町|1946]

[解説] 「嫋嫋」はなよなよとしなやかな様子、とぎれそうでとぎれない様子。

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