作用点(読み)サヨウテン

デジタル大辞泉 「作用点」の意味・読み・例文・類語

さよう‐てん【作用点】

物体に対して力が働く点。てこでは三点の一。→力点支点

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精選版 日本国語大辞典 「作用点」の意味・読み・例文・類語

さよう‐てん【作用点】

〘名〙 力学で、力が物体内の一点に作用する時、その着力点をいう。

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百科事典マイペディア 「作用点」の意味・わかりやすい解説

作用点【さようてん】

物体内の一点にがはたらくとき,この点を作用点といい,作用点を通り力の方向に引いた直線作用線という。剛体では作用点を作用線上のどこへ移しても力の効果は変わらない。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「作用点」の意味・わかりやすい解説

作用点
さようてん

着力点」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の作用点の言及

【力】より

…(1)は物体がつりあいにある(p=0)場合も含んでいるから,そのとき(v=0またはm=0とみなされる場合)は,働く力のベクトル和が0でなければならないという静力学の法則も含んでいる。もっとも,大きさをもった物体(剛体)に働く力については,どこにでも平行移動できるという単に数学的な意味のベクトルとしてではなく,作用点(力の働く場所)をもったベクトルとして考えねばならない。 歴史的にはニュートン以前にすでに運動量を物体について保存される固有の量とし,外からの力がこれを変化させる原因となるというデカルト一派の考え方があった。…

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