侍童(読み)サブライワラワ

デジタル大辞泉 「侍童」の意味・読み・例文・類語

さぶらい‐わらわ〔さぶらひわらは〕【童】

貴人そばに仕えて雑務をする少年。さむらいわらわ。
「をかしげなる―の姿好ましう」〈夕顔

じ‐どう【侍童】

貴人のそばに仕える少年。小姓

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精選版 日本国語大辞典 「侍童」の意味・読み・例文・類語

じ‐どう【侍童・寺童】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「寺」は「侍」に同じ ) 貴人のそば近くに仕える少年。小姓(こしょう)わらべ
    1. [初出の実例]「陵草未乾、私通侍童、無先帝」(出典:続日本紀‐天平宝字元年(757)四月辛巳)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐王符伝〕

さぶらい‐わらわさぶらひわらは【侍童】

  1. 〘 名詞 〙 貴人のおそば近く仕える少年。さむらいわらわ。
    1. [初出の実例]「をかしげなるさぶらひわらはの、姿このましう、ことさらめきたる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)

さむらい‐わらわさむらひわらは【侍童】

  1. 〘 名詞 〙さぶらいわらわ(侍童)

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普及版 字通 「侍童」の読み・字形・画数・意味

【侍童】じどう

小姓。

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