依正両輪の火の車(読み)えしょうりょうりんのひのくるま

精選版 日本国語大辞典 「依正両輪の火の車」の意味・読み・例文・類語

えしょう【依正】 両輪(りょうりん)の火(ひ)の車(くるま)

  1. 人が死んだとき、過去悪業によって地獄から迎えに来るという火の車。火の車が二輪車であるところから「依正二報」に言い掛けた。
    1. [初出の実例]「依正両輪の火の車雲中にとどろけば、清盛の胸中より車輪の様なる光物」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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