俵転(読み)たわらころび

精選版 日本国語大辞典 「俵転」の意味・読み・例文・類語

たわら‐ころびたはら‥【俵転】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 俵返(たわらがえり)のように、ころげたり起きなおったりすること。
    1. [初出の実例]「松前迄俵ころひや汐干のけふ〈可躍〉」(出典:俳諧・富士石(1679)一)
  3. 歌舞伎の立回りの型の一つ。向かってくる相手をかわして相手がかがみかげんになった際、首筋のあたりを手でたたいて前に倒す技法。そくび落とし。〔戯場訓蒙図彙(1803)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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