個別概念(読み)コベツガイネン

デジタル大辞泉 「個別概念」の意味・読み・例文・類語

こべつ‐がいねん【個別概念】

一定内包の下で集合概念外延に含まれる概念。例えば、国家に対して国民。しかし、国家は国連という集合概念に対しては個別概念となるから、両概念の関係は相対的である。→集合概念

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精選版 日本国語大辞典 「個別概念」の意味・読み・例文・類語

こべつ‐がいねん【個別概念】

  1. 〘 名詞 〙 集合概念に対し、その名辞が集合の中の個体に、同一の内容をもって適用できる一般概念。たとえば、「人類」に対して「人間」、「星座」に対して「星」というようなもの。
    1. [初出の実例]「普通の一般概念則ち人・馬・机・兵卒の如きは是を個別概念 Distributive concept と称する」(出典:論理学(1916)〈速水滉〉一)

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