偏衫(読み)ヘンサン

デジタル大辞泉 「偏衫」の意味・読み・例文・類語

へん‐さん【偏×衫/××衫】

《「へんざん」とも》僧衣の一。両袖を備えた上半身をおおう法衣下半身裙子くんすをつける。転じて、僧衣。

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精選版 日本国語大辞典 「偏衫」の意味・読み・例文・類語

へん‐ざん【偏衫・褊衫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「へんさん」とも ) 僧服一つ。肩や腋を覆う僧祇支(そうぎし)が変形したもので、中国で考案された法衣。左肩から右脇にかけて体の上半部を覆う偏袒衣に僧祇支を加え、衿をつけたもの。
    1. [初出の実例]「裙(くん)褊衫たづさへて、洗面架におもむく」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗面)

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