先は(読み)まずは

精選版 日本国語大辞典 「先は」の意味・読み・例文・類語

まず【先】 は

① 「まず(先)①」を強めたいい方。
源氏(1001‐14頃)藤袴「まづはこよひなどの御もてなしよ」
② 「まず(先)②」を強めたいい方。独立性が強く接続詞のように用いる。
蜻蛉(974頃)中「まづはこの大夫の、まれまれ京に物しては、日だにかたぶけば、山寺へといそぐを見給ふるに」
③ 「まず(先)③」を強めたいい方。
申楽談儀(1430)どっといふ位「むくやぎなきと云は、まづは毛を吹きて疵を求たる也」
④ 「まず(先)④」を強めたいい方。
※中華若木詩抄(1520頃)中「宰相のことなれば出仕申さいでもかなはぬぞ先つ辛労なことかな」

まず‐は まづ‥【先は】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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