兎橋神社(読み)うばしじんじや

日本歴史地名大系 「兎橋神社」の解説

兎橋神社
うばしじんじや

[現在地名]小松市浜田町

浜田はまだ町の東端にあり、主祭神は兎橋大神(あるいは建御名方神)で、相殿に建御名方命と八坂刀売命を祀る。旧県社。「延喜式」神名帳に記される能美のみ郡八座の一つ「ウサキハシノ神社」に比定される。かつては小松諏訪社と称し、現在もお諏訪さんとよばれる。創立は反正天皇の頃とも、慶雲元年(七〇四)ともいわれるが不詳。往古兎橋うはし小野おの村にあり、のち小松へ移ったという(大日本史・神祇志料)。その時期は治暦元年(一〇六五)とも慶雲年間ともいわれるがはっきりしない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android