兎耳(読み)ウサギミミ

デジタル大辞泉 「兎耳」の意味・読み・例文・類語

うさぎ‐みみ【×兎耳】

耳の長いこと。また、その耳。
人の隠し事を巧みに聞き出すこと。また、その人。地獄耳
うさ耳

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「兎耳」の意味・読み・例文・類語

うさぎ‐みみ【兎耳】

〘名〙
① 兎のように長い耳。
② 人の知らないうわさなどをよく聞き出してくること。また、その人。地獄耳。
守銭奴の肚(1887)〈嵯峨之屋御室〉一「例の作者気の兎耳(ウサギミミ)探索(ほぢくりだ)した結果」
③ 綱や紐などの端を兎の耳の形の輪に結んだもの。蛇口(へびくち)
※禰津松鴎軒記(室町末か)「貴人野へ出る時、餌袋を渡す事。ねおのうさぎ耳に左の手をかけて、ゑぶくろのちたまりの下に右の手をおきて」

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