八方汁(はっぽうじる)とは？意味や使い方

ブリタニカ国際大百科事典小項目事典「八方汁」の意味・わかりやすい解説

日本料理の出し汁の一種。出し汁のうち最も一般的なもので，利用範囲の広いところから八方の名がある。かつお節を中心として醤油，味醂，水を合わせてつくる。野菜類，乾物類の煮汁，てんつゆ，麺類のかけ汁，つけ汁などに使われる。関西で使われることばで，関東では一般にそばつゆという。

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八方だし，八方下地とも。各種の料理をつくるのに便利なようにあらかじめつくっておく汁で，かつお節などでとっただしを煮たて，みりん，醤油などで味をつける。醤油をひかえた淡口八方，酒を加えた酒八方などがある。天つゆ，そばつゆ，煮物や鍋(なべ)物の汁などに用いられる。

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だし汁。おもにカツオブシでだしを取り、醤油、みりんを加えたもの。名称は用途が広い（八方ある）ことから。

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