内市・外市(読み)うちいち・そといち

日本歴史地名大系 「内市・外市」の解説

内市・外市
うちいち・そといち

城下南西部、ふくろ(旧袋川)沿いの鹿野しかの橋のたもと土手内と、鹿野橋を挟んで川外の本寺ほんじ(品治町)土手筋の道幅の広い所に立てられた市場。土手内は内市、川外土手筋は外市とよばれ、橋を挟んで立てられた市であったところから「鹿野橋之市」ともいった(因州記)。市立ての起源は、元禄八年(一六九五)六月「邑美郡下本寺町」より瓜・茄子ほかすべての青物の市を立てることの願いが出され、これに対し藩が以後の牛銀を願わないことを条件に許可したことに始まる(町方御定)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android