凍・冱(読み)いてる

精選版 日本国語大辞典 「凍・冱」の意味・読み・例文・類語

い・てる【凍・冱】

〘自タ下一〙 い・つ 〘自タ下二〙
① 凍る。凍りつく。また、凍ったような感じであることを比喩的にいう。《季・冬》
堀河百首(1105‐06頃)夏「冬さむきいてし氷を埋めおきてはや氷室とはいふにぞありける〈藤原隆源〉」
※玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉四「凍(イ)てた月の光が射して」
② 石、れんがなどが凍りついて、こわれる。

いて【凍・冱】

〘名〙 (動詞「いてる(凍)」の連用形名詞化) 凍ること。また、凍ったもの。凍ったように感じられるもの。《季・冬》
※俳諧・山の井(1648)冬「氷 うす氷 あつ氷〈略〉いて」

い・つ【凍・冱】

〘自タ下二〙 ⇒いてる(凍)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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