凶徒(読み)キョウト

デジタル大辞泉 「凶徒」の意味・読み・例文・類語

きょう‐と【凶徒/×兇徒】

殺人謀反などの悪行を働く者。また、その仲間
[類語]凶漢凶賊奸賊海賊山賊賊徒賊子逆賊謀反人悪人悪者悪漢悪党悪玉悪女毒婦食わせ物詐欺師山師ペテン師いかさま師あくわる凶手人非人人でなし奸物曲者暴漢暴れ者暴れん坊暴徒荒くれ者ごろつきならず者地回りやくざ暴力団無頼漢無法者与太者ごろちんぴらあぶれ者

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精選版 日本国語大辞典 「凶徒」の意味・読み・例文・類語

きょう‐と【凶徒・兇徒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きょうど」とも ) 人殺し強盗、むほんなどの悪行を働く者、また、その仲間。悪者。悪党。悪漢。
    1. [初出の実例]「杖矛威を挙げて、猛士烟のごとく起ち、絳旗兵を耀かして、凶徒瓦のごとく解けき」(出典:古事記(712)序)
    2. 「本(もと)一家主君なれども、今は八逆の凶徒なり」(出典保元物語(1220頃か)中)

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普及版 字通 「凶徒」の読み・字形・画数・意味

【凶徒】きようと

わるものたち。唐・杜甫〔秋日府詠懐、監・李賓客に寄す一百韻〕詩 物、森(しん)としてほ在るも 凶徒、惡未だ悛(あらた)めず

字通「凶」の項目を見る

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