デジタル大辞泉
「悪者」の意味・読み・例文・類語
わろ‐もの【▽悪者】
才能も教養もない者。程度の低い者。
「―は、わづかに知れる方のことを残りなく見せつくさむと思へるこそ」〈源・帚木〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
わる‐もの【悪者】
〘名〙
① 劣っている者。未熟な人。わろもの。
※青表紙一本
源氏(1001‐14頃)帚木「上手は、いと、いきほひことに、わるものはおよばぬ所多かめる」
※
史記抄(1477)
一二「今此の心は恩があつければわる者の用にも立と云心ぞ」
わろ‐もの【悪者】
※源氏(1001‐14頃)帚木「すべて男も女も、わろものはわづかに知れる方の事を残りなくみせつくさむと思へるこそいとほしけれ」
あくたれ‐もの【悪者】
※
狂歌・
吾吟我集(1649)六「布ならぬわか名をしろくいひさらすあくたれものの口のさがなさ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報