出炉(読み)でろ

精選版 日本国語大辞典 「出炉」の意味・読み・例文・類語

で‐ろ【出炉】

〘名〙 茶室で、道具畳の外の畳に切った炉。広間四畳半切と、小間台目切がある。引出し炉。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の出炉の言及

【炉】より

…8通りの形式がある。成立の順にいえば,隅炉,向切,台目切,出炉であり,これら順勝手すなわち客が点前者(亭主)の右側に位置するのに対し,左側に客がくる逆勝手もきわめてわずかであるが実在する。このような茶室が構想されるのは,茶室の立地条件(室外の展望など)によって,やむをえず逆勝手の炉を切るのであって,通常の形式(順勝手,本勝手)が可能であるにもかかわらず,逆勝手の炉を切ることは許されない。…

※「出炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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