出立急(読み)いでたちいそぎ

精選版 日本国語大辞典 「出立急」の意味・読み・例文・類語

いでたち‐いそぎ【出立急】

〘名〙 (「いそぎ」は、支度の意)
① 旅立ちのしたく出発準備
土左(935頃)承平四年一二月二七日「このころのいでたちいそぎを見れどなに事もいはず」
② この世からあの世に旅立つ用意後生(ごしょう)の準備。
源氏(1001‐14頃)行幸「人の上にていと心づきなしと見侍りしかば、いでたちいそぎをなむ思ひ催され侍るに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android