切人(読み)きりゅうと

精選版 日本国語大辞典 「切人」の意味・読み・例文・類語

きりゅうと きりうと【切人】

読本英草紙(1749)一「頃日(このごろ)帰国したるに、家のきりうどなれば、当家の諸士悉く来りて其無事を賀す」

きり‐びと【切人】

〘名〙 (切れる人の意) 主君などに気に入られて権勢をふるう人。きりゅうと。きりもの。きれもの。きけもの。権臣
平家(13C前)八「十郎蔵人殿こそ殿のましまさぬ間に院のきり人して、やうやうに讒奏せられ候なれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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