別口(読み)ベツクチ

デジタル大辞泉 「別口」の意味・読み・例文・類語

べつ‐くち【別口】

ほか方法種類。「給料とは別口収入がある」「別口の縁談話」
別の口座。「自動引き落としのために別口を設ける」
[類語]別途別法別個別別別様べつよう別種別枠別建て個別個個各個異種似て非なり似ても似つかない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「別口」の意味・読み・例文・類語

べつ‐くち【別口】

〘名〙
① 別の方面。別の手だて。異なる事柄
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇「張札の事は別口ダ」
② 別の入り口
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二「別口から上って行くと、直ぐ十二畳」
③ 別の口座。別の取引。別の支払い。
茶話(1915‐30)〈薄田泣菫寄付金「別口(ベツクチ)にまた三十円どすか」

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