制吒迦童子(読み)せいたかどうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「制吒迦童子」の解説

制吒迦童子 せいたかどうじ

仏教守護神
不動明王脇侍(きょうじ)で矜羯羅(こんがら)童子と対になる。不動八大童子のひとり。性悪をあらわすものとされ,像はおこった紅蓮(ぐれん)の顔につくられる。制多迦童子ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の制吒迦童子の言及

【八大童子】より

…八大金剛童子ともいう。一般には,慧光(えこう)童子,慧喜(えき)童子,阿耨達(あくた∥あのくた)童子,持徳(指徳)(しとく)童子,烏俱婆伽(うぐばか)童子,清浄比丘(しようじようびく),矜羯羅(こんがら)童子,制吒迦(せいたか)童子をいう。中国で撰述された偽経〈聖無動尊一字出生八大童子秘要法品〉に記す諸尊である。…

※「制吒迦童子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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