デジタル大辞泉
「刺刺」の意味・読み・例文・類語
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とげとげ‐し・い【刺刺】
〘形口〙 とげとげ
し 〘形シク〙
① とげ立っている。とげ立ってちくちくとささるようである。
②
口調・目つきなどが、荒々しい、意地悪そうである。かどだっている。険を含んでいる。
※別れ霜(1892)〈
樋口一葉〉四「替らぬ心の私しこそ
君様の妻なるものを何
(なに)とげとげしい他人あしらひ」
とげとげし‐げ
〘形動〙
とげとげし‐さ
〘名〙
とげ‐とげ【刺刺】
[1] 〘副〙 (「と」を伴っても用いる) とげとげしいさま。
※
浮雲(1887‐89)〈
二葉亭四迷〉一「非道
(ひど)く癯
(やつ)れてゐる故
(せゐ)か顔の
造作がとげとげしてゐて」
[2] 〘形動〙 (一)に同じ。
※半チョッパリ(1971)〈
李恢成〉一「それまで美しく見えた
日本列島が〈略〉とげとげの
荊棘に変ってきた」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「刺刺」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報