力瘤を入れる(読み)ちからこぶをいれる

精選版 日本国語大辞典 「力瘤を入れる」の意味・読み・例文・類語

ちからこぶ【力瘤】 を 入(い)れる

① 腕を曲げて、力瘤をつくる。
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉九「大将二の腕へ力瘤を入れて」
② 熱心に尽力する。おおいに力を入れる。しきりに世話をする。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「只今から団子坂へ参らうと存じて、といふ言葉にまで力瘤(チカラコブ)を入れて見ても、まや薬ほども利かず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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