加護(読み)かご

精選版 日本国語大辞典 「加護」の意味・読み・例文・類語

か‐ご【加護】

〘名〙
神仏慈悲の力を加えて、助け守ること。
権記‐長保元年(999)八月二六日「柳生々加護本誓是恃」
※百座法談(1110)六月一九日「現世後世もこの娑婆世界衆生阿彌陀仏の慈悲願力に加護せられずといふことなし」
今昔(1120頃か)一九「如此き盗人に値(あ)ふと云へども、三宝の加護有れば」 〔最勝王経‐八〕
② 大切にすること。〔陸‐以詩代書別後寄贈京邑僚友詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「加護」の意味・読み・例文・類語

か‐ご【加護】

[名](スル)神仏がその力によって衆生を守り助けること。「天の御加護がありますように」
[類語]冥加冥護守り天恵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「加護」の読み・字形・画数・意味

【加護】かご

まもる。

字通「加」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android