勅使河原直重(読み)てしがわらなおしげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勅使河原直重」の意味・わかりやすい解説

勅使河原直重
てしがわらなおしげ

[生]?
[没]延元1=建武3(1336).5. 京都
南北朝時代,南朝方武将。丹三郎,左衛門尉と称した。延元1=建武3 (1336) 年足利尊氏,直義らが,九州から上洛した際,その入京を阻止するため,新田義貞に従い,大渡に防戦し,播州表で敗れた。義貞らは退いたが,直重は京都羅城門付近で自刃した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「勅使河原直重」の解説

勅使河原直重 てしがわら-なおしげ

?-1336 鎌倉-南北朝時代の武士
武蔵(むさし)勅使河原(埼玉県)を本拠とする武蔵七党丹党に属した。新田義貞(よしさだ)にしたがい,鎌倉から攻めてきた足利尊氏軍に山城(京都府)大渡(おおわたり)で敗れ,建武(けんむ)3年1月切腹。本姓は丹治。通称は丹三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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