勢子・列卒(読み)せこ

精選版 日本国語大辞典 「勢子・列卒」の意味・読み・例文・類語

せ‐こ【勢子・列卒】

〘名〙 (「せご」とも) 狩猟の場で、鳥獣を駆り立てたり、他へ逃げ去ることを防ぎ止めたりする人夫。狩子(かりこ)。《季・冬》
永久百首(1116)夏「夏の野におちくる鹿を待かけてあふにあふ共みゆるせこかな〈源俊頼〉」
浄瑠璃仮名写安土問答(1780)初「北山にて鹿狩を催し。則ち勅使の上覧に備へん為。兼ては青顧(せこ)用意も致す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android