包文(読み)つつみぶみ

精選版 日本国語大辞典 「包文」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐ぶみ【包文】

  1. 〘 名詞 〙 薄様(うすよう)の紙などで上を包んだ手紙。平安時代以降、後朝(きぬぎぬ)の手紙や懸想文(けそうぶみ)などに用いた。
    1. [初出の実例]「むらさきの紙をつつみ文にて、房ながき藤につけたる」(出典:枕草子(10C終)八九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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