北少路村(読み)きたしようじむら

日本歴史地名大系 「北少路村」の解説

北少路村
きたしようじむら

[現在地名]伊丹市みやまえ一―三丁目・中央ちゆうおう一―二丁目・同五丁目・清水しみず一―二丁目・船原ふなはら一―二丁目・さくらおか一丁目・行基町ぎようきちよう一―四丁目・鈴原町すずはらちよう一―四丁目・西台にしだい一―五丁目・北本町きたほんまち一―三丁目

伊丹郷町を形成する一五ヵ村の一村。産土神の猪名野いなの神社の門前に位置し、大坂から中山なかやま(現宝塚市)へ抜ける街道に沿う。この部分を北少路通ともよび、長さ一三七間・道幅平均二間半(「北少路村絵図」伊丹市立博物館蔵山村家文書)。北小路村とも(「元禄国絵図」内閣文庫蔵)文禄伊丹之図に村名がみえ、往古は北少路村一帯は馬場人家はなく、松林の中に金剛こんごう院があった(有岡古続語)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android