北西方村(読み)きたにしかたむら

日本歴史地名大系 「北西方村」の解説

北西方村
きたにしかたむら

[現在地名]小林市北西

真方まがた村の西にあり、西より北西は大河平おこびら(現えびの市)南西は一部原田はらだ(現同上)。南を石氷いしごおり川、北部を真方川支流岡原おかはる(おこら)川・永久井野ながくいの(なんくいの)川などが南東流し、肥後街道が南東の南西方村から西の大河平村へ通る。元和六年(一六二〇)四月一二日の知行目録(旧記雑録)によれば、「日州諸県郡小林之内 北之西方村之内」二五石余などが諏方治部少輔に宛行われている。寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳には北方きたかた村と記され、表高は四三二石余。天保郷帳でも同高。「三州御治世要覧」には北西方村とあり、「古ハ北方村」と注記される。内高は同書では一千五二五石余、弘化二年(一八四五)の小林諸在高頭門附覚帳(大塚家文書)では五〇四石余(田高四一〇石余・畠高九三石余)、慶応四年(一八六八)の小林万取調帳(上井家文書)では六九四石余、明治三年(一八七〇)の小林誌(赤木家文書)でも同高。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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