十方浄土(読み)ジッポウジョウド

デジタル大辞泉 「十方浄土」の意味・読み・例文・類語

じっぽう‐じょうど〔ジツパウジヤウド〕【十方浄土】

十方無量無辺に存在する諸仏浄土。十方土。十方仏土

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精選版 日本国語大辞典 「十方浄土」の意味・読み・例文・類語

じっぽう‐じょうどジッパウジャウド【十方浄土】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。十方に無量無辺に存在する諸仏の浄土。十方土。十方仏土。
    1. [初出の実例]「今宵の燈火(ともしび)の光、十方浄土の仏の世界に至るらんと見えて」(出典栄花物語(1028‐92頃)御裳着)

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世界大百科事典(旧版)内の十方浄土の言及

【浄土】より

…東方薬師浄土のありさまは《薬師如来本願経》に描かれている。これら諸仏の浄土は,現実の世界から遠く離れた方角に存在するので,他方浄土とか十方浄土とか呼ばれる。 中国で浄土思想が流布し展開するとともに,本来は浄土思想と何らの関わりもなかった《法華経》に基づいて,霊山浄土という新しい浄土が出現した。…

※「十方浄土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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