千早赤阪[村](読み)ちはやあかさか

百科事典マイペディア 「千早赤阪[村]」の意味・わかりやすい解説

千早赤阪[村]【ちはやあかさか】

大阪府南東端,南河内郡の村。千早川の上流域にあたり,東の金剛山地は奈良県との境をなす。山林が大半を占め林業が行われるほか,温暖な気候を利用してミカンも産する。南北朝時代の武将として名高い楠木正成生誕の地として知られ,ゆかりの史跡として北部には平山城赤坂城跡,南部には本格的山城千早城跡が残り,毎年4月には楠公祭も行われる。豊かな自然に恵まれ,葛城山金剛山は大阪近郊の手軽な山歩きの好適地としてハイカーを集めており,このうち金剛山へは麓からロープウェイが通じる。国道309号が通じ,西は富田林市へ,東は金剛山地を水越トンネルで穿ち御所市へ至る。37.30km2。6015人(2010)。

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