千金(読み)センキン

デジタル大辞泉 「千金」の意味・読み・例文・類語

せん‐きん【千金】

千枚黄金千両のかね。「この名画千金にも換えがたい」
多額の金銭。また、非常に価値の高いこと。「一攫いっかく千金
[類語]大切重要大事だいじ肝要肝心得難い貴重珍重珍しい貴い稀有高貴緊要枢要かなめきも肝心要有意義意義深い耳寄り掛け替えのない

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精選版 日本国語大辞典 「千金」の意味・読み・例文・類語

せん‐きん【千金】

〘名〙
① 千枚の黄金。千両のかね。
謡曲八島(1430頃)「たとひ千金を延べたるおん弓なりとも、おん命には替へ給ふべきかと」
② 多額の金銭。また、きわめて価値の高いこと。
※三教指帰(797頃)中「吁吁異哉。卿之投薬。前視千金之裘。猶対龍虎」
東野州聞書(1455頃)五「ことに初五文字千金よりも重し。天よりもはるかなるもの歟」 〔蘇軾‐春夜詩〕

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普及版 字通 「千金」の読み・字形・画数・意味

【千金】せんきん

大金。高価。〔史記、劉敬・叔孫通伝論賛〕語に曰く、千金の裘(きう)は一の腋に非ざるなり。臺樹の榱(たるき)は一木の枝に非ざるなり。三代の際は一士の智に非ざるなりと。信(まこと)なる哉(かな)。

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