南呂(読み)ナンリョ

デジタル大辞泉 「南呂」の意味・読み・例文・類語

なん‐りょ【南呂】

中国音楽十二律の一。基音黄鐘こうしょうより九律高い音。日本の十二律の盤渉ばんしきにあたる。
陰暦8月の異称

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精選版 日本国語大辞典 「南呂」の意味・読み・例文・類語

なん‐りょ【南呂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国の十二律の一つ。陰に属する六呂のうち五番目。十二律の音高を決定する基音の黄鐘(こうしょう)より九律高く、日本の十二律の盤渉(ばんしき)にあたる。〔礼記月令
  3. 陰暦八月の異称。なんろ。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「南呂 天部 ナンリョ 八月名」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
    2. [その他の文献]〔国語‐周語下〕

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