単板(読み)たんばん

精選版 日本国語大辞典 「単板」の意味・読み・例文・類語

たん‐ばん【単板】

〘名〙 張り合わせない一枚板

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「単板」の意味・わかりやすい解説

単板【たんばん】

ベニヤとも。原木から切削した薄い木の板をいい,重ね合わせ接着して合板をつくる。製造方法は木材年輪にそって巻紙を広げるように薄くはぐ方法と,鉋(かんな)刃を動かして水平に切削する方法がある。前者木目板目で生産能率がよく,幅の広い単板が得られるが,裂けやすい。後者は一般に柾目(まさめ)面をとり,木目の美しい単板が得られるが,原木の直径以上は得られず,歩留りは劣る。
→関連項目積層材ベニヤ板

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android