デジタル大辞泉
「危」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あやうくあやふく【危】
- 〘 副詞 〙 ( 形容詞「あやうい」の連用形から )
- ① 少しでも状況が違っていたら、もう少しで。まかりまちがえば。すんでのことで。
- [初出の実例]「既に危(アヤフ)く組敷くを、潜(くぐ)り抜けつつ」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初)
- 「あやふく甚作に躍りかかって咽喉を締めつけようとしかけるのを」(出典:普賢(1936)〈石川淳〉八)
- ② 果たしてどうなるか、あぶなかったがやっと。かろうじて。
- [初出の実例]「あわてて自分で口を押へて『〈略〉』とあやふくきり抜けた」(出典:大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一五)
あぶなく【危】
- 〘 副詞 〙
- ① 少しでも状況が違っていたら。もう少しで。まかりまちがえば。すんでのことに。あやうく。
- [初出の実例]「あぶなく私も留守の言解(いひわけ)に、まごつく処でございましたは」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三)
- ② あぶなかったが、やっと。やっとのことで。かろうじて。あやうく。
- [初出の実例]「百錬千磨の正義刀に敵すべきにあらず、忽に負傷して険些(アブナク)児身を以て遁れ」(出典:春窓綺話(1884)〈高田早苗著者>・<著者>坪内逍遙著者>・<著者>天野為之訳〉五)
あやぶみ【危】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「あやぶむ(危)」の連用形の名詞化したもの ) あやういと思うこと。悪い結果にならないかと気をもむこと。不安に思うこと。また、あやういと思われること。危険なこと。危難。
- [初出の実例]「然して国の危(アヤフミ)殆卵を累(かさ)ぬるに過ぎたり」(出典:日本書紀(720)雄略八年二月(熱田本訓))
- 「念仏して極楽をのぞむ人も、参る事あやぶみあらば」(出典:栄花物語(1028‐92頃)音楽)
- 「其の上にあやぶみが多くて、中々療治ははかどらず」(出典:志都の岩屋講本(1811)上)
き【危】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① あぶないこと。あやぶむこと。
- [初出の実例]「危を蹈み険を冒すの事業にして」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉三)
- ② 危険物の略号。爆発物や引火性の強い薬品などを積載する車に漢字でつけられる。
- [ 2 ] 二十八宿の北方第五宿。みずがめ座のアルファ星を含む三星。危宿。うみやめぼし。〔易林本節用集(1597)〕〔史記‐天官書〕
あぶな【危】
- [ 1 ] ( 形容詞「あぶない」の語幹 ) あぶないこと。
- [初出の実例]「あぶなながら年暮れて、寿永も三とせになりにけり」(出典:平家物語(13C前)八)
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 「あぶなえ(危絵)」の略。
- [初出の実例]「あやふや人形〈略〉明和安永頃女画に股など出したるをあぶなといへり」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)六)
あやうあやふ【危】
- 〘 名詞 〙 ( 形容詞「あやうい」の語幹から ) 近世、民間の「かな暦」の中段にしるされ、日々の吉凶を示した一二の言葉の一つ。その月の干支(えと)より八つ目の日で、家作、婚礼、祭典、酒造、種まきに吉、登山、渡海に凶という。あやぶ。あやうにち。
- [初出の実例]「危 高に登るべからざる日なり」(出典:仮名暦注解(18C中))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「危」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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