デジタル大辞泉
「原憲の貧」の意味・読み・例文・類語
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げんけん【原憲】 の 貧(ひん)
(
孔子の門人原憲が清貧に甘んじ、ぜいたくな身なりでたずねてきた
学友の
子貢をたしなめたという「
荘子‐譲王」「
韓詩外伝‐巻一」「
新序‐
節士」などに見える
故事から) 恥じるところのない貧しさ。清貧。
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉一〇「
或人の名を書いて無い白紙のままであったなら、原憲の貧に誇ると云ふ吾も、或は(僕は或はと云ふ)心動いたかも知れぬ」 〔
杜甫‐寄李十二白詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報