友鏡・共鏡(読み)ともかがみ

精選版 日本国語大辞典 「友鏡・共鏡」の意味・読み・例文・類語

とも‐かがみ【友鏡・共鏡】

[1] 〘名〙
二枚の鏡を前と後ろに使って、前の鏡に後ろ姿を写して見ること。また、合わせ鏡をいう。
※俳諧・崑山集(1651)一〇秋「水の面と月や中よきとも鏡〈貞徳〉」
二つのものを照らし合わせて見ること。対照してみること。
※歌仙本貫之集(945頃)九「黒髪と雪との中のうき見ればともかがみをもつらしとぞ思ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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