叢林(読み)ソウリン

デジタル大辞泉 「叢林」の意味・読み・例文・類語

そう‐りん【×叢林】

樹木が群がって生えている林。「叢林地帯」
大きな寺院、特に、禅寺禅林

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「叢林」の読み・字形・画数・意味

【叢林】そうりん

茂み。また、寺院。宋・王安石〔張子野の竹林寺次韻す、二首、一〕詩 斜して、石路深し 水源窮まる處に、叢林

字通「叢」の項目を見る

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「叢林」の解説

叢林
そうりん

五山派・五山叢林とも。修行僧が集まって修錬をつむ場所,とくに禅宗教団。南北朝期からは永平下曹洞と臨済宗大応派の林下(りんか)に対し,五山制度によって幕府と結びついた禅宗諸派を総称して叢林とよんだ。夢窓疎石円爾(えんに)の法流がその2大派閥。叢林を構成する五山・十刹(じっさつ)・諸山およびその末寺室町幕府庇護を得て大いに栄えたが,戦国期にはかわって林下が台頭した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

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