古ノルド語(読み)こノルドご(英語表記)Old Norse

翻訳|Old Norse

改訂新版 世界大百科事典 「古ノルド語」の意味・わかりやすい解説

古ノルド語 (こノルドご)
Old Norse

ゲルマン語派中の北欧諸語の源であるノルド基語は,6世紀から8世紀にかけて大きな変化を受けるが,その変化の時代から宗教改革の時代までの間の北欧諸語を総称して古ノルド語という。古ノルド語は東ノルド語西ノルド語の二つに区分され,前者には古スウェーデン語,古デンマーク語後者には古アイスランド語,古ノルウェー語が属する。諸言語間の差異は,特にその初期においては,まだあまり大きくなく,北欧人の間で古ノルド語は〈デンマーク語〉と総称された。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android