召籠(読み)めしこめ

精選版 日本国語大辞典 「召籠」の意味・読み・例文・類語

めし‐こめ【召籠】

〘名〙 めしこめること。身柄を禁錮すること。中世では比較的軽い罪に対する処罰として執行された。
玉葉‐承安元年(1171)五月一六日「院蔵人二人依女会事除籍云々、後聞、除籍之儀被止、只召籠云々」

めし‐こ・む【召籠】

〘他マ下二〙 上位者、官が目下の者などを呼び寄せて押し籠める。つかまえて外に出ないようにする。また、罪人などを監禁する。閉門させる。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「かかる御つかひをめしこめて、かうてうぜさせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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