デジタル大辞泉
「可もなく不可もなし」の意味・読み・例文・類語
可もなく不可もなし
《「後漢書」光武紀から》特によくもなく、また、悪くもない。普通である。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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可もなく不可もなし
特によくもなく、また、悪くもない。平凡であるということ。
[使用例] なんということも無い、謂わば、れいの如き作品である。可もなく、不可もない「スケッチ」というものであろうか[太宰治*俗天使|1940]
[由来] 「[論語]―微子」の孔子のことばから。自分の意志を貫いて世を捨てた人物たちと比較して、自分のことを「可も無く不可も無し(ある生き方だけをよいともしないし、ある生き方をだめだともしない)」と述べています。これは、極端には走らず、調和のとれた状態を貴ぶ孔子の生き方を述べたことばですが、転じて、よくも悪くもない、という意味で使われるようになりました。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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