可庵円慧(読み)かあん えんえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「可庵円慧」の解説

可庵円慧 かあん-えんえ

1269-1343 鎌倉-南北朝時代の僧。
文永6年生まれ。臨済(りんざい)宗。無外爾然(にねん)について得度。奈良で三論(さんろん),法相(ほっそう),華厳(けごん)をまなび,比叡(ひえい)山で灌頂(かんじょう)をうける。永仁(えいにん)4年(1296)元(げん)(中国)にわたり,帰国後ふたたび爾然に師事して法をつぎ,上総(かずさ)(千葉県)実相寺の住持となった。康永2=興国4年11月6日死去。75歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。諡号(しごう)は円光禅師。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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