名目的(読み)メイモクテキ

デジタル大辞泉 「名目的」の意味・読み・例文・類語

めいもく‐てき【名目的】

[形動]実質が伴わず、表向き理由体裁だけが備わっているさま。「名目的な賃上げ」
[類語]体良く空空しい白白しいわざとらしい心にもない受け流す取り繕う繕う猫をかぶる見せかけ表面的薄っぺら浅薄あさはか皮相上面上辺表面外面的平面的化けの皮外見がいけん外見そとみ外面がいめん外面そとづら表向き見掛け外観みてくれ見た目見栄えなりふり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名目的」の意味・読み・例文・類語

めいもく‐てき【名目的】

〘形動〙 実質がそぐわないで表面上の体裁や理由だけは備わっているさま。また、名目を重んじるさま。
※続戦争一人の女(1946)〈坂口安吾〉「徴用だのなんだのとうるさくなって名目的に結婚する必要があったので」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android