デジタル大辞泉 「吝嗇」の意味・読み・例文・類語 けち [名・形動]1 (「吝嗇」とも書く)むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま。吝嗇りんしょく。「何事につけてもけちな男だ」2 粗末なこと。価値がないこと。また、そのさま。貧弱。「けちな賞品をもらった」3 気持ちや考えが卑しいこと。心が狭いこと。また、そのさま。「けちな振る舞いをするな」「けちな料簡」「けちな根性」4 縁起の悪いこと。不吉なこと。また、難癖なんくせ。5 景気が悪いこと。また、そのさま。不景気。「あんまり―な此の時節」〈浄・矢口渡〉[派生]けちさ[名][類語](1)吝嗇りんしょく・しみったれ・しわい・渋い・しょっぱい・細かい・みみっちい・貧乏臭い・貧乏たらしい・いじましい・さもしい・卑しい・せこい・陋劣ろうれつ・けちけち・けち臭い・世知辛い・こすい・安っぽい・安手・ちゃち・みすぼらしい・ぼろい・貧相・貧弱・むさくるしい・所帯染みる(けちな人)けちん坊・しわん坊・握り屋・締まり屋・吝嗇漢・守銭奴しゅせんど・倹約家・始末屋/(2)ちゃち・ちっぽけ・安手やすで・安っぽい・つまらない・くだらない・取るに足りない/(3)一時しのぎ・その場逃れ・その場しのぎ・当座逃れ・当座しのぎ・一時逃れ・糊塗・弥縫びほう・弥縫策・泥縄・場当たり・一夜漬け・付け焼き刃・苦し紛れ・間に合わせ・仮・有り合わせ・みみっちい・いじましい・せせこましい・狡辛こすからい・さもしい・卑しい・せこい・陋劣ろうれつ・低劣・卑怯ひきょう・狭量・小量・けつの穴が小さい りん‐しょく【×吝×嗇】 [名・形動]ひどく物惜しみをすること。また、そのさま。けち。「吝嗇な人」[類語]けち・しみったれ・しわい・渋い・しょっぱい・細かい・みみっちい・貧乏臭い・貧乏たらしい・いじましい・さもしい・卑しい・せこい・陋劣ろうれつ・けちけち・けち臭い・世知辛い・こすい・安っぽい・安手・ちゃち・みすぼらしい・ぼろい・貧相・貧弱・むさくるしい・所帯染みる(けちな人)けちん坊・しわん坊・握り屋・締まり屋・吝嗇漢・守銭奴しゅせんど・倹約家・始末屋 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「吝嗇」の意味・読み・例文・類語 りん‐しょく【吝嗇】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物惜しみをすること。しわいこと。また、そのさま。けち。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「吝嗇(リンショク)といへるはつかふべき事にも財をおしみ、たくはへつまん事のみを願ひて、しはき事なり」(出典:仮名草子・智恵鑑(1660)一)[その他の文献]〔魏志‐曹洪伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「吝嗇」の読み・字形・画数・意味 【吝嗇】りんしよく おしむ。〔三国志、魏、曹洪伝〕洪、家富めるも、性吝嗇なり。少(わか)き時、假求する(借金を申し込む)も(かな)はず、常に之れを恨む。字通「吝」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by