呼起・喚起(読み)よびおこす

精選版 日本国語大辞典 「呼起・喚起」の意味・読み・例文・類語

よび‐おこ・す【呼起・喚起】

〘他サ五(四)〙
① 眠っている人に声をかけて目覚めさせる。よびさます。
源平盛衰記(14C前)三六子息小冠者〈略〉片屋に有りけるを呼起(ヨヒヲコ)して」
② ある出来事が、他の人の感動をひき起こしたり、日頃忘れているような古い記憶をよみがえらせたりする。よびさます。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「気が気に通じ心が心を喚起(ヨビオコ)し決して齟齬し扞格する者で無い」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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