命世(読み)めいせい

精選版 日本国語大辞典 「命世」の意味・読み・例文・類語

めい‐せい【命世】

〘名〙 一世にひいでていること。世に名高いこと。また、その人。偉大な賢人豪傑にいう。
※本朝文粋(1060頃)九・漢書竟宴詠史得蘇武詩序〈紀在昌〉「司馬遷命世之才也。迺成一家之言
太平記(14C後)一「誠に理世安民の政、若(もし)機巧に付て是を見ば命世(メイセイ)亜聖の才とも称じつべし」 〔李陵‐答蘇武書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「命世」の読み・字形・画数・意味

【命世】めいせい

著名な人。漢・李陵〔武に答ふる書〕命を佐(たす)け功を立つるの士、賈誼(かぎ)・(周)亞(あほ)の徒、皆命世の才を信(のば)し、將相のけるも、小人の讒(ざん)を受け、竝びに敗の辱(はづかし)めを受く。

字通「命」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android