咲残(読み)さきのこる

精選版 日本国語大辞典 「咲残」の意味・読み・例文・類語

さき‐のこ・る【咲残】

〘自ラ五(四)〙
① 他の花の散った後まで散らないで咲いている。
※歌仙本貫之集(945頃)四「さきのこる菊には水もながれねど秋ふかくこそ匂ふべらなれ」
② 咲くのが他の花よりおくれる。咲かないまま残っている。
※中華若木詩抄(1520頃)中「爛熳とははらりと花がさき乱れて一片でまりさきのこらぬなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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