デジタル大辞泉
「唐草」の意味・読み・例文・類語
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から‐くさ【唐草】
〘名〙 (「唐」はあて字で、「絡草(からみぐさ)」の略という)
① つる草のつるや葉のからみ合ってのびている様子を図案化した模様。古く、エジプトや
メソポタミアに始まり、日本には中国を経て伝わったもの。忍冬
(にんどう)(実は
パルメット〔半円菊花形〕)、葡萄、宝相華
(ほうそうげ)、牡丹、蓮華唐草などがある。織物、
染物、
蒔絵(まきえ)、柱の装飾などに用いる。唐草模様。唐草文
(からくさもん)。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「あやけづりいだしなどしたるに、からくさ・鳥など彫(ゑ)り透かしてあるに入れて」
※
今昔(1120頃か)三一「前には唐草の蒔絵の
唐櫛笥の具を立たり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報